別のお店に行くつもりだったのですが、一人ご飯をするようなお店ではなさそうだったので、そこは諦め、「さて、どこへ行こうか・・・」と、路地裏に入っていったら、「どうぞどうぞ!」と、おばちゃんに案内されたのが、このお店でした。かなり狭い路地にあるお店なので、そもそも、そこを通る人が少ないでしょうから、そこへ来たお客さんは、多少、強引にでも誘い込まないと!という必死さがあるのかもしれません(想像ですけど)。
台湾料理と書いてあり、いつもなら、ルーローハンを食べるところですが、前日に別のお店で食べたばかりだったので、ほかに台湾らしい料理はないものかとメニューを見ていたら、台湾焼きそばなるものがあったので、それを注文しました。1026円(内税)でした。
料理が出てくるまでの間、店の中を観察していると、店のおばちゃん達が大きな声で話をしていて、そんな中で、お客さんが、ヒソヒソ話をしながら食事をしているという、ちょっと異様な光景が広がっていました(中華街ではありがちかもしれませんが)。私の隣に座っていたイケメンの白人男性は、日本語もほとんど話せず、メニューを注文するのも一苦労いった感じでしたが、おばちゃんも片言の日本語で強引に注文をとっていました。
男性が、メニューの中のエビを指差していたようで、おばちゃんが
「エビ?」
と訊くと、男性は
「shrimp」
と答え、おばちゃんは
「エビ?」
とあらためて訊き、男性は、苦笑い。すると、おばちゃんが写真を指差し
「エビ?」と訊き、男性が
「yes」とこたえる
みたいなやり取りが続いていました。
また、男性がショーロンポーの食べ方がよくわからず、何もつけずに食べていたところを見つけると、「ここにつけてから食べるの」と、おばちゃん自ら、箸をとって、食べる真似をして教えていました。昔、よくラーメン屋なんかにあった丸イスが現役で活躍している点や、おばちゃんが少々おせっかいな点なんかが、なんとなく、古きよき、昭和の日本という、ホノボノしたものを感じました。
というやり取りを見ている間に、注文した台湾焼きそばが運ばれてきました。味は、日本の焼きそばに、とても近いです。甘めのソースが、麺によくからんでいて美味しかったです。が、化学調味料の味に慣れ親しんだ私の舌にマッチしたということは、そういったもので味付けしているのかなぁと。
とにかく賑やかなお店なので、落ち込んでいる時なんかに行くと良いかもしれません(笑)
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