せっかくカメラを買ったので、ブログのネタに使わないと損!ということで、先日、リアルレゾリューションシステムについて書きましたが(こちら)、今度は、アストロトレーサーについて。
星を撮ろうとするとき、暗い中、弱い光を長時間写し続けることで、くっきりと、その姿が写るようになります。ということで、シャッター速度を長めに設定したいところですが、そうすると、地球の自転の影響を受けて、星が線のように写ってしまいます。それはそれで面白い写真なのですが、「いやいや、もっと天の川をキレイに写したいんだ!」とかいった場合には、地球の自転にあわせてカメラを動かし、あたかも星が静止しているように細工しないといけません(なんだか壮大な話ですね)。そこで、一般的には赤道儀なるものを使用するようです。これは名前からして大掛かりなものっぽく、実際に、大掛かりなものなので、面倒くさがり屋の私のような者には「そこまでしてまでねぇ・・・」と敬遠してしまいます。
前置きが長くなりましたが・・・。PENTAXのアストロトレーサーは、撮像素子が地球の自転にあわせて動くことで、シャッター速度を長めに設定することを可能とする機能です。GPS情報から取得した緯度から天体の動きを算出して、それに追尾するように動くんですね。よく、そんなことを思いついたなぁと思ってしまいます。ただ、撮像素子の可動範囲は限られているので、最大で5分程度までしか撮れないようですね。
この機能を試そうと思ったのですが、我が家の近くは街の光が多過ぎて、星がうまく写らないし、かといって、遠出するのは面倒だし、ということで思いついたのが、この機能を使ってホームプラネタリウムで部屋の天井に映し出された星を写すと、逆に線のような写真が撮れるのでは?ということ。で、撮ったのが下の写真です。「だからなんだ?」と言われてしまうと、「なんでもありません」と言うしかない写真ですが、とりあえず機能は確認できましたよという内容でした(笑)
シャッター速度20秒で撮影した写真
アストロトレーサーで撮影した写真。上の写真とは投影した天井が違いますが・・・。一応、線にはなりました
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