今回のアジア大会は、サッカーをずいぶん見逃してしまい、結局、男子決勝戦だけ観ました(その後、よく眠れませんでした・・・)。
日本は21歳以下代表(U21)でオーバーエイジ枠も使用せず。一方の韓国は23歳以下代表(U23)でオーバーエイジ枠を使用ということで、試合をする前から、韓国が勝つだろうという意見が大半でした。そして結果はその通りになりました。
日本は2年後のオリンピックを見据え、その時に年齢制限の23歳以下となる選手を選出したのに対し、韓国はこのアジア大会での年齢制限である23歳以下となる選手を選出し、さらには既にプレミアリーグが開幕しているにも関わらず、トットナムの主力選手であるソン・フンミン選手をオーバーエイジ枠で起用しました。それは、それだけ、このアジア大会で優勝したいという思いが強かったからで、なぜ、そうまでして勝ちたかったかというのは、優勝すると兵役が免除されるからということが大きかったんでしょうね。
よく韓国の芸能人が兵役のため、約2年間、芸能活動を休止することが日本でも報じられますが、スポーツ選手も例外ではないようです。現在、26歳と、最も充実した年齢となり、より一層の活躍が期待される中、兵役でチームを離れるというのは、本人はもちろん、チームもファンも「なんとかならないだろうか」と思うのが自然だと思います。
ということで、日本が若手に経験を積ませる場という側面が強かったのに対し、韓国は是が非でも優勝したい!というモチベーションに大きな差があり、試合も、そっくりそのままの展開になりました。
いや~、こんなに一方的な試合は久しぶりに見ました。日本は防戦一方で、ボールを奪っても前線の選手につなぐことは、ほとんど出来ず、ひたすら自陣のゴールから離れた場所まで蹴り返すのがやっとといった感じでした。さすがに韓国も後半の後半には疲れが見え、ほんの少しだけ日本がボールを持てる時間帯もありましたが、延長戦に入ると、また攻め込まれ、2失点してしまいました。
結果だけ見ると、1対2と、接戦だったように見えますが、韓国は決定機に何度も外していただけで、もっと大差で負けていてもおかしくない試合でした。
「まぁ、U21とU23の試合だから仕方ないか」
という見方もありますが、よくよく考えると、ワールドカップで優勝したフランス代表のエムバペって、まさにU21の世代なんですよね。プレミアリーグなんか見ていると、16とか17歳ぐらいから活躍している選手はわりといて、ラシュフォードやスターリングやウォルコット、ウィルシャー、ルーニーなんかは、早いことA代表に呼ばれていましたよね。そう思うと、世界との差は大きいなぁと思ってしまいます。逆に、そういう文化がない日本という国から世界へ羽ばたいていって活躍している選手はすごいなぁと思いますよね。昨日の試合を観ていて、香川選手のようにメガクラブで試合に出られるような日本人選手がまた出てこないかなぁと思ってしまいました。
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