あれこれと

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帚木蓬生さんの「空山」を読みました

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読み終わってから知ったのですが、「空夜」という小説から話が続いているそうです。たぶん、そちらを読んでから、空山を読めば、また違った印象になるんだろうと思います。私は、空夜を読んでいなかったためだと思いますが、「とっつきにくい小説だなぁ」と思いながら読み進めることになりました。特に、ある人物の死について、いかにもいわくあり気に書いてあるので、きっと、どこかで、それについて触れられるのだろうと思っていたら全く触れられることがなく。読み終わってから、それは空夜で描かれているということを知りました。ということで、おそらく空夜と空山の両者を読んで、はじめて「良い小説だったなぁ」と感じられるのだと思います。

内容は、自然溢れる土地に知らぬ間にゴミ処分場ができていて、しかも適当に捨てているため、周囲の環境を少しずつ破壊しているらしいということに住民が気付き、市と闘っていくというものです。それだけだと、社会派のお堅い小説になってしまうのですが、二人の女性が、それぞれ新たな人生を歩む姿が描かれていて読み易い内容になっています。実は、これらの女性の恋愛について、空夜のほうに描かれているようで、やはり、そちらを読んでいたら感情移入のしかたが違ったんだろうなぁと思います。

 

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