この日は珍しく一番乗りでした。いつもならほかにもお客さんが並んでいるのですが
「珍しいなぁ」
と思っていたら、その後、途絶えることなく、お客さんがやって来て、食後に、お店を出ると、いつものように数組並んでいました。やはり人気があるなぁ。
「今日は、牡蠣が入ってないんですよ。地震もあったので、しばらくどうなるか」
とのこと。電話で東北の仕入れ先が無事であることは確認したそうです。
「最近、お寿司屋さんも店を閉めているので、普段なら、そういうところが仕入れる商品を代わりに仕入れているんです。海老とホタテと春雨が入った土鍋なんですが、よかったら、どうですか?」
とのことで、そちらを注文することにしました。ほかに、酢豚と海老チリを(それぞれ、1500円、1800円、1600円)。
土鍋に入っている海老は、中華料理では普通使わないサイズだそうです。というのも、お寿司や和食料理に使われるサイズなので、ほとんどは、そちらで消費されてしまい、もし、同じものを使おうと思うと数が少ないので値が上がってしまうのだそうです。ということで、「コロナ禍限定のメニューです」と、おっしゃっていました。そうやって、生産者や市場も含めて、みんなで助け合いながら、なんとかコロナ禍を乗り切ろうと頑張っているのですね。消費者として、間違っても、お店にご迷惑をおかけすることにならないように感染に気を付けながら協力したいと思います。
そして、今回も杏仁豆腐をサービスでいただいてしまいました。山下町公園で開催中の春節ランタンの話をしながらいただいたので、ついお礼を言いそびれてしまった・・・。
この日の中華街は、久々に、なんだかすごい人が多いなぁと感じました。南粤美食は大行列ができていたほか、食べ歩き用に焼き小籠包などを売っているお店も久しぶりに行列ができていました。
がんばれ中華街!