短編小説の上手な方という印象がありますが、この小説は短編ではありませんでした。
舞台は1957年のパリ。主人公は、戦地から戻ってきて、銀行強盗を繰り返すならず者です。彼は組織には属さず、信頼できる仲間数人とチームを組んでいます。そんな彼の前に、謎の女性が現れ、金庫破りを依頼されます。
ハードボイルド小説は、普段、あまり読まないのですが、「たぶん、最後は、こういう終わり方なんだろうなぁ。そうじゃないとハードボイルドっぽくないもんなぁ」と、思いながら読んでいて、その通りになり、スッキリしたというか、既定路線で話が進行していく安心感というのは感じました。
この小説を読んで数日後に、ものすごく怖い夢を久しぶりに見て、目が覚めました。こんな素っ気ない感想を書いておきながら、実は、深層心理に突き刺さった小説だったのかもしれないなぁと思いながら、再び、眠りに落ちて行きました(笑)
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