ドラマ化されたので、そちらで内容をご存知の方も多いかもしれません。私は、ドラマを観ていないので、今回、内容をはじめて知りました。
まず題名から、「ルーズベルトゲームって何?なんだか難しそうだなぁ」という印象を受けたのですが、全く、そんことはありませんでした。「ルーズベルトゲーム」の「ルーズベルト」というのは、ご存知のとおり、ルーズベルト大統領のこと。そのルーズベルト大統領が、野球の試合で最も面白いのが、8対7のゲームスコアとなる試合と言ったことから、8対7のゲームをルーズベルトゲームと言うのだとか。ということで、この小説は、野球の話です。ただ、それだけで終わらないのが、池井戸さん。ちょうど、リーマンショックの頃、どこの企業も経営が苦しくなり、なんとか立て直しを図っていく中で、社会人野球チームを存続させていくかどうかという難しい課題にも直面します。
個人的には、半沢シリーズなどのように、ちょっと金融関係に疎い自分にとって難しい用語がいっさい出てこないし、話がとてもわかり易く、とても読みやすかったし面白かったです。
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