斎藤茂太さんは、作家であり精神科医であり、同じく詩人で精神科医の斎藤茂吉の息子であり、同じく作家で精神科医の北杜夫さんの兄でもあります(すごい家系ですね)。2006年に亡くなっていますので、当然、それ以前に書かれたものでおそらく80歳を過ぎてから書かれたものだと思うのですが、そういう年齢を感じさせない知識や感性をお持ちだったんだなぁということを感じました。
ブックオフに行ったら、オススメ本のようなコーナーにあったので買いました。題名からして啓発本というのでしょうか、そういう雰囲気がプンプン伝わってきますが。私は普段その手の本は全く読みません。自分がひねくれ者で頑固者だということがよくわかっているので、それを読んだところで「よし、明日からこう生きるぞ!」と素直に受け入れられない結果が見えているので。
この本でも書いてあることは納得できるし、さすが精神科医で人生経験豊富な人が言うことは違うなぁという話もあるのですが、「でもわかっていても、それを実行するのが難しいんだよなぁ」で終わってしまうのです。まぁそういう性格から直しなさいってことを、この本にはありとあらゆる例えを挙げてわかり易く説明してあるんですけどね。まずは素直な人間にならないと、こういう本を読んでも意味がないのかなぁと思いました。ただ、小学校の先生やまだ小さな子供を持つ親などには読んで貰いたいなぁと思いました。
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