原田マハさんは、短篇ベストコレクションを読んだ時、その中に収められていた「無用の人」という小説が、いい小説だなぁと思って(こちら)、ほかの作品を読んでみようと思って、デビュー作かつ代表作であるらしい、この小説を読んでみました。
沖縄の島で暮らす30代半ばの独身男性が、本州に行ったときに冗談半分で「嫁に来ないか」と絵馬に書きます。そして、それを見たという綺麗な女性が、その男性のもとにやって来て、一緒に過ごすことになります。この男性が極端な奥手で、女性に好意を抱いているものの、なかなか自分の気持ちを伝えられず、そうしている間に、二人の間に暗雲が漂ってくるという内容です。登場人物が少なく、話がとてもわかり易く、「あ~、もうじれったいなぁ!」と思わせるところは、まるで韓流ドラマのようでした(笑)
あとで、原田マハさんのホームページを読んでみたら、いろんな職業を経験されて来た方のようで、そのことをご自身で面白おかしく書いてありました。この小説のことも少し書いてあり、たまたま行った沖縄で、カフーという犬を散歩に連れている人に会って、急激に小説の構想を思いついたそうです。そんなことってあるんですね。自分にもそのうち、そういう日が来るのだろうか。いや来ないな・・・。
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