あれこれと

北海道に関するホームページを作ったけど、いまいち訪問者が増えないので、ブログを立ち上げて、こちらを経由してホームページを訪問してくれる人が増えるといいなぁと。なので、こちらではテーマもなく、北海道とも無関係なことも書いていきます。こちらのブログを見た方は、リンク先のホームページ「いつでも北海道に行きたい!」も見てみて下さいね!

堀辰雄の「風立ちぬ・美しい村」を読みました

Amazonを利用する際、送料が無料になる2,000円に届かないときの裏技として、Amazonマーケットプレイスで本を購入するというものがあるらしく、たまに利用しています。今回も、100円ほど買える本を探していたら、この本を見つけたので購入しました。

題名からして、美しさを感じますが、この小説も、その美しさが高く評価されているようです。

どちらの小説も、時代は昭和の終戦前ぐらい。肺結核の治療方法が見つかっていなかった頃のことです。避暑地である軽井沢や八ヶ岳あたりで療養する患者が多かったのでしょうね。「美しい村」は、主人公の、そこでの生活が描かれています。帰りの満員電車の中で読んでいましたが、なかなか、そういう集中力を欠いた状態で読むには難解というか、作家が描きたい微妙な心の動きのようなものまで読みとることができず、そうなってしまうと物語的には、これといった事件もありませんので、なかなか読み進めていくのが苦痛でした。

風立ちぬ」は、婚約者が肺結核となり、主人公と一緒に八ヶ岳にあるサナトリウムで生活するという話です。こちらは、不幸な結末を予感させる構成になっていたので、「その予感が当たりませんように」と思いながら、「どうなる、どうなる」と、読み進めることができました。もし自分が同じ立場になったときのことを考えると、主人公の気持ちは理解できますが、それを同じように的確に文章に表現することは自分にはできないだろうなぁと思いながら読んでいました。やはり、この時代の小説家の文章力はスゴイですね。

 

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