
前回、山本さんの「自転しながら公転する」を読んでみて、面白いし読み易くいなぁと思い、別の小説を読んでみることにしました。
この作品は、一話あたり30ページ前後の10の短編からなっています。どれも何かしらの体調不良を抱える女性が登場します。タイトルには、サブタイトルのように、その病名が書いてあるというのも面白いです。例えば、表題作のシュガーレス・ラヴの場合は「味覚異常」です。また、その症状を抱えている女性が主人公の場合もありますが、その家族や恋人が主人公の場合もあり、そうやって視点を変えてワンパターンにならないように工夫したのかななんて思いながら読んでいました。
短編なので「自転しながら公転する」のように細部まで感情などが描写されているわけではありませんが、エッセンスのみを描くのも上手で、やはりプロの作家は違うなぁと感心しました。この小説と一緒に、山本さんの別の作品も買ったので、また読むのが楽しみです。
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