先日、実家のある横浜に行ったとき、実家の近くで少し変わった鳥を見ました。一見「カラスかな?」と思ったのですが、羽ばたいたときに羽を見たら、白い模様が見えました。そして、鳴き声が「カァカァ」という小憎らしいものじゃなく、すごくきれいな鳴き声なのです。その場に居合わせた父に「あの鳥、何?」と訊くと「ハッカチョウだよ。マレーシアでよく見たなぁ」とのこと。余談ですが、父は野鳥の会の会員だけあって、鳥の名前や生態について詳しいのです。以前、これまたすごくきれいな声で鳴く鳥を見つけて、その名前を知りたいと思い、父に訊いたのですが「ヒヨドリぐらいの大きさで、高原の鳥みたいにきれいな声で鳴く」という、あまりにアバウトな説明ではさすがにわからず諦めていたのですが、ある日、父が撮影した野鳥のビデオを見せて貰っていたら、なんとその鳥が映っていました。「あ!この鳥だよ!なんて名前?」と訊くと「あぁ、ガビチョウだよ」とのこと。それ以来、ガビチョウの声を聞くと「この鳥はガビチョウって言うんだよ」と自慢するようになりました(笑)
さて、ハッカチョウですが、言われてみれば、自分も香港か台湾のどちらかで見た記憶があります。もともとは向こうのほうに生息する鳥のようですが、最近は日本でもわりとあちこちで目にすることがあるようです。ガビチョウも似た境遇で、もともとは中国の鳥のようですが、今は実家の近くにもいますし、多摩川をジョギングしている時に鳴き声を聞いたこともあります。繁殖力が強いそうで、特定外来生物に指定されています。 ハクビシンやアライグマやタイワンリスなどはテレビでよく取り上げられますが、鳥も子供の頃には見たことが無かった外来種が知らぬ間に増えているんですねぇ。
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