今日は青森県の三沢まで来ました。三沢は八戸から電車で30分弱の場所にあります。米軍基地があることで有名（かもしれません）ですが、ほかにこれといった見どころはありません。その三沢になぜ来たかというと、学生時代から一度泊まってみたいと思っていた宿があったからです。学生の頃、お金は無いけど時間はたっぷりあったので、学校のある札幌から実家の横浜までの交通手段として、よく電車（しかも鈍行）を利用しました。そして東北本線に揺られ、もういい加減お尻が痛くて辛くなってきた頃、三沢の前を通過するのですが、その時、線路沿いにひたすら長い廊下がある宿に心奪われるのでした。そして、「いつかはこの宿に泊まってみたい！」と思っていたのです。その夢が今日叶ったというわけです。20数年越しの夢・・・。
せっかく、久しぶりに青森まで電車で行くので、盛岡で途中下車して、ジャジャ麺と福田パンを食べて来ました。ジャジャ麺は、最も有名っぽいお店「白龍（パイロン）」までわざわざタクシーで行きました。うどんに刻んだキュウリとネギとすりおろした生姜と味噌をからめて食べるのですが、これがちっとも美味しくなくてガッカリ。なんだか味噌をからめているわりには塩っ気がなくて、でもって油っこい感じがして、マズイとまでは言いませんが、ただ単にお腹をふくらませてしまったような空しさを覚えました。そして、-1℃の寒空の下、そこから1.5kmほど歩いて福田パンへ行きました。ここは、以前、ブログでも紹介しましたが、コッペパンにいろんな種類の具を挟んで食べることで有名なお店です。銀座のアンテナショップで食べましたが、本店で食べるのは今回が初めて。あまりに種類が多過ぎて、しばらく悩んだ末、ツナ、カレー、ブルーベリーを食べました。ジャジャ麺を食べた後だったので、あまりお腹はすいていませんでしたが、それでも美味しかったです。わざわざ盛岡で途中下車した甲斐がありました。ジャジャ麺だけ食べて帰っていたら盛岡が嫌いになっているところでしたよ（笑）
盛岡からは鈍行で三沢まで行きました。私が電車を利用していた頃は、JR東日本の東北本線でしたが、今は第三セクターのIGRいわて銀河鉄道と青い森鉄道に乗って。このあたりの変化にも時代を感じるなぁと思っている間に、ウトウト眠ってしまいました。
そして、いよいよ三沢に到着！駅に着く前に電車の中から宿泊予定のホテルの方を見ると、昔見たままの長い廊下があります。「ヨシヨシ！いいじゃないですか！！」 はやる気持ちが雪道にもかかわらず歩くペースを上げさせます。ところが！来てみて知ったのですが、今は星野リゾートとなった、この「青森屋」というホテル。実は数年前につぶれていたんですね（たしか小牧グランドホテルという名前だったと思います）。そして3年前から星野リゾートとなったそうで、そういう背景があるためだと思いますが、私が一番心惹かれたあの長い廊下は、今では閉鎖されているのだそうです。一応、従業員の方に、「あそこに入れませんかね？」と訊いてみたのですが、ダメでした。ガッカリ・・・。夢はあたため過ぎてもよくないんですね。つぶれる前に泊まっておくべきでした。無念！
ただ、さすが天下の星野リゾートだけあって、私が普段宿泊するホテルに比べると、やたら従業員は気が利くし、館内も部屋もキレイだし、高いだけあって良い宿だなぁと思います。でも、今時の宿なので無線LAN（せめて有線LAN）はついていて欲しかったなぁ（仕方がないので、今回ははじめてテザリングを利用しました）。あとは、ちょっと演出が派手過ぎるような気もします。
今日は風邪気味で頭が痛いので、早めに休んで、明日は函館まで行って来ます！
こちらのホームページもご覧ください⇒いつでも北海道に行きたい！
ジャジャ麺の味噌をかき混ぜて食べます
福田パンの店内。メニューがいっぱい。皆さん、「う～む」と長考していました。
美味しそうな具がいっぱいありました。
ツナ。美味しかった！
いったいどれだけ過酷なところからやってきたのでしょう・・・
私が泊まりたかった館。右側に見える長細い廊下を通るのが夢でした・・・
青森屋の中。りんごの提灯。
内装にいろいろ凝っています。
食事をしながらプチ祭りみたいな演出があります。
ホテル内に飾ってありました。ケーブルも記念品になっちゃうんだなぁ。
