あれこれと

北海道に関するホームページを作ったけど、いまいち訪問者が増えないので、ブログを立ち上げて、こちらを経由してホームページを訪問してくれる人が増えるといいなぁと。なので、こちらではテーマもなく、北海道とも無関係なことも書いていきます。こちらのブログを見た方は、リンク先のホームページ「いつでも北海道に行きたい!」も見てみて下さいね!

新潮日本文学アルバム「開高 健」を読みました

このシリーズは、「アルバム」と書いてあるとおり、その作家の生涯を、写真を中心に紹介したもので、森鴎外から始まり、教科書などで名前を見たことがあるような著名な作家については一通り網羅されているようです。先日、図書館に行ったら、たまたま開高さんのものを見つけたので借りてみました。ということで、読むというか見るということのほうが多い本です。

開高さんと言えば、「オーパ!」を代表する釣りの本を多数書いている作家という印象を持つ方も多いと思いますが、釣りを始めたのは、40歳を過ぎてからで、若い頃には純文学を書き、芥川賞を受賞し、その後は、従軍記者としてベトナム戦争に行き、九死に一生を得るような体験をされたことが、写真、手紙、作品などで紹介されています。

そして、開高さんと言えば、美食家としても有名ですが、その味の表現について、立松和平さんが、ある作品の中でワインの味について表現している文章を引用し、古今東西、このような表現ができる人は他にはいないという最大限の賛辞を送っています。

開高さんが亡くなってから25年も経ちますが、いまだに、たまに開高さんの特集番組が放送されるほど人気がありますよね。あの一度聞いたら忘れられない高い声、そして語り口で、まるで小説を読んでいるかのように話をする開高さんを久しぶりに見たくなりました。

 

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開高