あれこれと

北海道に関するホームページを作ったけど、いまいち訪問者が増えないので、ブログを立ち上げて、こちらを経由してホームページを訪問してくれる人が増えるといいなぁと。なので、こちらではテーマもなく、北海道とも無関係なことも書いていきます。こちらのブログを見た方は、リンク先のホームページ「いつでも北海道に行きたい!」も見てみて下さいね!

なでしこジャパンは残念でしたね

ちょっと旬な話題ではなくなってしまいましたが・・・。

マスコミは、様々な敗因分析をしています。監督と選手の不仲説や若手とベテランの不仲説なんてのもありました。まぁ、昔からスポーツ新聞は、そういう、あることないことを面白おかしく記事にして、読者もそれが眉唾ものだということがわかって読んでいたので平和で良かったのですが、ネット社会では、あらゆる読み手に向かって情報を垂れ流しているので、中にはそれを鵜呑みにしてしまう読者もいるわけで、タチが悪いなぁと思ってしまいます。仮に、不仲説が真実だとしても、サッカーの世界では、そんなことはよくあると言われていることで、それが敗因にはならないと思います。

私もいちサッカーファンとして、「どうしてこうなっちゃったんだろう」と考えてみました。

まず、初戦のオーストラリア戦に負けたことが一番大きかったんだろうなぁと。オーストラリア戦の立ち上がりは、いつものなでしこらしい試合をしていたように思います。が、負けたことで、2戦目以降のバランスが悪くなったように思います。守備陣は失点を恐れて、なかなか上がれず、攻撃陣は点を取らないといけないという気持ちから前線でボールを待つ時間が多く、全体的に間延びした陣形になってしまっていたように思います。そうなると、なでしこらしいコンパクトにパスをつなぐサッカーが出来なくなり、ディフェンスから中盤を通り越して一本のロングパスを前線に出して簡単にボールを奪われたり、前線でボールを貰ったけど味方の応援が間に合わず相手に囲まれてボールを奪われたり、パスの出しどころが見つからずに攻めあぐねているうちに、パスミスして、攻撃陣と守備陣の間の大きなスペースにボールを放り込まれたり。

これが、もし日本開催ではなかったら、選手が、そこまでプレッシャーを感じることなくプレーできたのではないかと思うのですが、1戦目を落とし、そこで悲壮なまでに「勝たないと!」「負けられない!」という気持ちになってしまったためにバランスが崩れたのかなぁという気がします。

なでしこジャパンは、ワールドカップで優勝、準優勝し、オリンピックでも準優勝し、勝つのが当たり前と思われる輝かしい成績を残してきました。たいていの人はゴールシーンをニュースで見る程度でしょうから、その成績から「強い!」と思っていただろうし、マスコミも予選突破してあたり前という見方をしていたでしょう。が、多くの試合では、いつもきわどいところで勝利をおさめていたことを、なでしこの試合を見ていた人なら知っているでしょう。佐々木監督が、今回の予選が始まる前に、アジアを勝ち抜くことの難しさについて語っていましたが、それは謙遜ではなく、正直な感想であり、その発言により、過剰なまでに期待が高まってしまった世論から選手達が受けるプレッシャーを多少なりとも和らげてあげようとしたのではないかと思います。

ということで、なでしこの試合を見て来た人なら、今回のような結果になってしまったことは、驚きではなく、「あ~、やはり、こういう時が来てしまったか・・・」と思ったに違いありません。

ただ、そういう精神論だけではなく、今回、課題となったのは、澤さんや宇都木選手のように走り回って相手の攻撃の芽を摘み、自分達の攻撃の起点になれる選手がいなかった点かなぁと思います。ベトナム戦と北朝鮮戦で中島選手が、その役割を担っていましたが、もし、オーストラリア戦でも同じように動けていたら・・・と思ってしまうのは私だけではないでしょう。

なんて勝手な分析をしましたが、何はともあれ、監督や選手を侮辱するような記事は書かないで欲しいなぁと。5年前のワールドカップ、震災で元気を失っていた日本を元気づけてくれた監督と選手達に敬意を払う気持ちを忘れてはいけません!

 

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