あれこれと

北海道に関するホームページを作ったけど、いまいち訪問者が増えないので、ブログを立ち上げて、こちらを経由してホームページを訪問してくれる人が増えるといいなぁと。なので、こちらではテーマもなく、北海道とも無関係なことも書いていきます。こちらのブログを見た方は、リンク先のホームページ「いつでも北海道に行きたい!」も見てみて下さいね!

高杉良さんの「対決」を読みました

 

新聞のコラムを読んでいたら、高杉さんの別の本が紹介されていて面白そうだなぁと思い、近所のブックオフへ買いに行ったのですが、お目当ての本は置いてなかったので、代わりに、こちらの本を買いました。

ジャンルとしては経済小説ということになるのでしょうか。時代は昭和50年代。組合が強い時代で、それを象徴するような内容です。ある会社を牛耳っているのは組合のトップで、会社の幹部は彼のご機嫌をとるばかり。そこに新しい社長がやって来て、彼と対決します。社長をサポートするのは、まだ若い課長代理で、その二人が組合長と戦って行く場面には、「がんばれ!」と応援したくなります。そして、いよいよ、残りのページ数も少なくなり、この後、いったいどういう展開になるんだろう?と、ワクワクしながら読み進めて行くと、なんだか、それまでの詳細な描写から急に、粗い描写というか、「あれ?違う人が書いたのか?」と、思うほど、淡白に話が展開して、消化不良気味に話が終ってしまいます。いったい、何があったのだろう?

あとでネットで調べてみると、この小説のモデルは、セントラル硝子だそうで、もしかしたら、実際に、淡々と事が進んだのかもしれませんが。

起承転結の「結」の部分は、ちょっと残念でしたが、それ以外は、とても面白かったです。

この本を読んだ後、たまたま新聞に、高杉さんの「落日の轍」が紹介されていました。日産でも似たようなことがあったんですね。そちらも面白そうなので読んでみたいなぁ。

 

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