あれこれと

北海道に関するホームページを作ったけど、いまいち訪問者が増えないので、ブログを立ち上げて、こちらを経由してホームページを訪問してくれる人が増えるといいなぁと。なので、こちらではテーマもなく、北海道とも無関係なことも書いていきます。こちらのブログを見た方は、リンク先のホームページ「いつでも北海道に行きたい!」も見てみて下さいね!

増島拓哉さんの「闇夜の底で踊れ」を読みました


パチンコばかりしている無職の30代男性が主人公です。同じく、パチンコばかりしているおっちゃんとバカ話ばかりしている日々を過ごしているのですが、ある日、パチンコで勝ち、そのお金でソープランドへ行くところから、話は少しずつきな臭くなっていきます。
たいてい、本を読んでいると、「こういう種類の小説なのかなぁ?」と、自分で勝手にカテゴライズしちゃうものですが(私だけではないと思いますが)、この小説は読んでいくうちに、カテゴリが変わっていくというか、読者の既成概念を裏切っていくようなところがあります。そこを敢えて狙っているのかもしれませんね。ただ、一貫しているのは登場人物達の軽妙なやり取りで、それがあるので、あまり重くなく読み易くなっているように思います。
きっと、ベテランの小説家が書いたんだろうなぁと思ったら、なんと増島さんが19歳の時に書いた作品とのことでビックリしました。レビューを読むと、いろいろアラさがしをしているようなものが目立ちますが、その気持ちもわからないでもないです。19歳は、それほど人生経験が豊富とは言えない年齢だと思いますので、「たいした経験もしていないで、何言っちゃってんの!」みたいな、やっかみもあるんだろうなぁと。
ただ、三島由紀夫だったり、昔の文豪は、若かりし日に、とても難解な小説を書いていたりするので、あまり年齢は関係ないような。19歳だからという先入観を捨てて読んだほうが純粋に楽しめるんじゃないかなぁと思います。


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