あれこれと

北海道に関するホームページを作ったけど、いまいち訪問者が増えないので、ブログを立ち上げて、こちらを経由してホームページを訪問してくれる人が増えるといいなぁと。なので、こちらではテーマもなく、北海道とも無関係なことも書いていきます。こちらのブログを見た方は、リンク先のホームページ「いつでも北海道に行きたい!」も見てみて下さいね!

村上春樹さんの「女のいない男たち」を読みました

いやぁ、つくづく自分ってミーハーだなぁと思いながらも、徹夜で並んでまで買う人がいるような本を自分も読んでみたいと思い、昨日、職場近くの本屋で買ってしまいました。そして、今日の昼頃から夕方にかけて一気に読んでしまいました。そう言えば、昨年も、同じような時期に「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読んだんだったなぁ。やっぱりミーハーだ・・・。

村上春樹さんの短編集というのは、随分、久しぶりのようですが、たまたま、今、30年ほど前に書かれた村上さんの短編集を読んでいたところで、なんとなく、それと比較しながら読んでいました。「ドライブ・マイ・カー」と「イエスタデイ」という小説が含まれていたので、ずっとビートルズを聴きながら(笑)

今回の作品は、本のタイトルのとおり、なんらかの形で女性を失った、または失いつつある男性という共通のテーマを持った短編集で、それらの説明がまえがきに書いてあります。

これから読む方もいると思いますので、あまり内容には触れませんが、村上さんの小説には、1Q84のように超常現象的な世界が描かれることがあり、私はどちらかというと、そういうのが苦手なのですが、この作品は、比較的、現実的な話なので読み易かったし面白かったです。特に、「独立器官」という小説は、ちょっと切ない話で、個人的には一番好きです。

ドライブ・マイ・カーを読んでいて思い出したのですが、もともとは、この小説の中で、北海道に実在する町の名前が使われていたのですが、たばこをポイ捨てする描写の中で、その町では普通にやっていることというようなことが書かれ、その町議が怒って出版社に対応を求めたというニュースを以前見ました。それを受けて、今回の本では架空の町名に変更されています。

そこに住んでいる人からすると、もちろん、いい気はしないでしょうけど、「あの村上春樹の作品に登場した町!」ということで、もっと観光客にアピールするとかほかの対応のしかたもあったのでは とも思います。実際に、村上さんは、その町の名前のひびきが好きだったので使いたかったと言われているので、もともとは良い印象を持っていたと思うんですけどねぇ。もったいないなぁ。

 

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村上