パンを買うために、車に乗って30分ほど走ったときのこと。
車を路肩に寄せた時、ちょっとヘンな音がするなぁとは思ったんですよね・・・。
再び、車を走らせようとしたとき、「これは明らかにおかしい」と思い、とりあえず車の通りが少ない細い道に入り、車を停め、タイヤを見てみました。
「パ、パンクしとるやんけ!」
一瞬、途方に暮れたのち、心の中で
「コンニャロ!コンニャロ!!」
「あぁ、どうしてパンなんて買いに来てしまったんだ」
「オレのバカ、バカ!」
と、ものすごく後悔の言葉を叫んでいました。
まぁ、そんなことを言っていたって仕方がないので、次に、「さて、どうしよう」と冷静になって考えてみました。車にはスペアタイヤを積んでいるので、それに取り替えることになりますが、作業をする場所を確保しなければいけません。が、そこは住宅地の中の細い路地。
「ちょっと駐車場を使わせて貰えないか頼んでみよう」
と、たまたま車を停めた場所に一番近いお宅のピンポンを押しました。
「あの~、あの~、私、○○と申します。たいへん申し訳ありませんが、駐車場に車を置かせていただけませんでしょうか。あっ、それはですね。実は車がパンクしちゃいまして。タイヤの交換をしたいのです」
もう、とにかく怪しい者と思われたくない一心で、必死で説明しようと思うと、その焦りから、シドロモドロになり、そして支離滅裂になり、余計に怪しくなってしまうという・・・。
ただ、実際にパンクしたタイヤを見て
「あら~、たいへんですね。そこの駐車場は、もしかしたら車が帰って来るかもしれないけど、奥の駐車場なら大丈夫だと思いますよ」
とのことで、奥の駐車場を貸して貰えることになりました。が、そこがオソロシク狭い駐車場で、何度も切り返しながら、ようやく車をその場所に収めた時には、タイヤはこんな状態になってしまいました。
スペアタイヤへの交換は、10分ほどで終りました。
駐車場を貸してくれた方に、あらためてお礼を言い、とりあえず家まで帰りました。
実は、パンクしたタイヤはスタッドレスでした。ゴールデンウィークに、北のほうへ行こうと思い、万が一のときのために敢えてスタッドレスのままにしていたのです。ということで、スタッドレスに買い換えたかったのですが、イエローハットに電話したところ
「もうメーカに返しちゃいました。メーカのほうも工場に帰しちゃったんじゃないですかねぇ」
とのこと。そりゃそうだよね・・・。
ということで、ノーマルタイヤと交換することにしたのですが、そのタイヤは都合により100キロほど離れた場所に置いてあるのです。
「スペアタイヤのまま100キロも走っていいのだろうか」
「もし移動中にタイヤがパンクしたり外れたりしたらどうしよう」
と、いろいろ不安はありましたが、普段の私では考えられない慎重さで100キロの距離を運転しました。が、いろいろ事情があって(説明するのが面倒になってきたので、事情については端折ります 笑)、その場ではタイヤを交換できず、車ごと置いて電車で帰ってきました。
いや~、単にパンを買いに行っただけなのに、とんでもない一日になっちゃったなぁ・・・。
こちらのホームページもご覧下さい⇒いつでも北海道に行きたい!