あれこれと

北海道に関するホームページを作ったけど、いまいち訪問者が増えないので、ブログを立ち上げて、こちらを経由してホームページを訪問してくれる人が増えるといいなぁと。なので、こちらではテーマもなく、北海道とも無関係なことも書いていきます。こちらのブログを見た方は、リンク先のホームページ「いつでも北海道に行きたい!」も見てみて下さいね!

湊かなえさんの「絶唱」を読みました


4つの短編からなります。それぞれの話の主人公は、それぞれの話の中の登場人物と何らかの関わりをもっています。各主人公の共通点は、女性であることと、阪神淡路大震災によって心に傷を負ったということ。そして、皆、トンガのお国柄や、そこに住む温かい人々、美しい景色に癒されていきます。
wikipediaを見ると、実際に、湊さんは大震災の翌年からトンガへ青年海外協力隊隊員として2年間行っていたようですので、当時、実際に感じたことなどをフィクションを交えながら描いた作品なんじゃないかなぁと思います。特に、4話目の「絶唱」は、たぶん主人公の姿を借りて、長い間、自分の心の中にしまっていた気持ちを語ったのではないかと思いますが、「もし自分が同じ立場だったらどうしていただろう」と、考えさせられました。
レビューを見ると、湊さんらしい作品じゃないので期待外れだったというものもありましたが、私は湊さんの作品をそれほど読んでいないので、あまり湊さんらしさというものがわからず、純粋に良い作品だなぁと思いました。


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