このお二人の「ザ・スライドショー」については過去に何度か書いていると思いますが（たとえばこちら）。見仏記は初めて読みました。だいぶ前にDVDを観たことがあるのですが、どうも個人的に仏像に興味を持てず、お二人の盛り上がりについて行けないなぁ・・・という印象でした。それからだいぶ時が経ち、私もだいぶ歳を重ね、仏像がなんとなく似合う(?)年齢になったので、今、読めば、また違った印象かもと思って読んでみました。
この本は、その後、長年続くことになる、「見仏記」や「ザ・スライドショー」の原点とも言うべき、最初の作品となります。
文章はいとうせいこうさん、絵はみうらじゅんさんが担当しています。内容は、日本各地の仏像を見に行った、その紀行文です。ちょうど30年前の作品なのですが、基本的に、当時から、みうらさんもいとうさんも変わっていないですね。みうらさんは、独自の感性で、道中に目にしたものや仏像に対して感想を述べ、それに対して、いとうさんが的確にツッコミを入れたり、分析をしていきます。
私もそうですが、仏像について、ほとんど知らないという人が多いでしょうから、そういう人達のために、絵と解説があるのですが、それでも、やはり読みづらさを感じました。いくら歳を重ねても、仏像になかなか興味を持てないということに変わりはなかったです・・・。
旅の最後、「33年後の3月3日、3時33分に三十三間堂の前で会いましょう」という別れ方をします。「俺は67になってるよ」と、みうらさんが言っているのですが、今、おいくつだろうと調べたら65なので、再来年の3月3日が、その日ということになるのでしょうかね。お二人は覚えているのでしょうか。ファンはそこに集まりそうですね（笑）
みうらさんに関するwikipediaを見ていて思ったのですが、みうらさんのマイブーム（ちなみに「マイブーム」という言葉を生み出したのは、みうらさん）は多岐にわたっていて、一人で、何回、マツコの知らない世界に出演できるだろう？なんて思ってしまいました（笑）
こちらのHPもご覧下さい⇒いつでも北海道に行きたい！
