あれこれと

北海道に関するホームページを作ったけど、いまいち訪問者が増えないので、ブログを立ち上げて、こちらを経由してホームページを訪問してくれる人が増えるといいなぁと。なので、こちらではテーマもなく、北海道とも無関係なことも書いていきます。こちらのブログを見た方は、リンク先のホームページ「いつでも北海道に行きたい!」も見てみて下さいね!

帆下布団さんの「神崎食堂のしあわせ揚げ出し豆腐」を読みました

ブックオフの100円コーナーにあった本です。グルメ本かと思って買ったのですが、全く違い、コテコテの恋愛小説でした(笑)小説とはいえ、あまりに非現実的な設定にシラケてしまい、けっこう読むのが辛かったです。内容は、全く知らない、高身長のイケメンで…

藤田宜永さんの「老猿」を読みました

今まで読んだ藤田さんの小説は短編が多かったのですが、こちらは500ページを超える長編小説です。講談社が100周年を記念して、約100人の作家に執筆を依頼した作品の一つで、そのために書き下ろしたようですね。主人公は60歳の男性で、いろいろなことが重なり…

三浦綾子さんの「母」を読みました

三浦綾子さんの小説はだいぶ読んでいますが、まだ読んだことがなかったこちらの本をブックオフで見つけたので読んでみました。 内容は小林多喜二の母親が、取材を受けるような形で、誰かに対して自分の人生について語るという設定になっています。秋田弁で語…

星野道夫さんの「長い旅の途上」を読みました

ブックオフで、通勤電車の中で読む本を探していて、こちらの本の題名が目にとまり、手に取りました。文字通り「旅」について書いてあるのか、旅とは「人生」のことなのか、何れにしても面白そうだなぁと思って買いました。 買ってから知ったのですが、作家の…

江國香織さんの「ぼくの小鳥ちゃん」を読みました

なんとも不思議な小説でした。でも、そう思うのは、こういう本を普段読み慣れていないからなのかなぁという気もしてきました。小学生の頃に読んだ(と思われる)宮沢賢治の本って、もしかしたら、こういう印象の本だったのかもしれないなぁと。 内容は、主人…

帚木蓬生さんの「空山」を読みました

読み終わってから知ったのですが、「空夜」という小説から話が続いているそうです。たぶん、そちらを読んでから、空山を読めば、また違った印象になるんだろうと思います。私は、空夜を読んでいなかったためだと思いますが、「とっつきにくい小説だなぁ」と…

川上未映子さんの「ヘヴン」を読みました

なんとも気持ちが沈む小説でした。 内容は、中学生の男の子が、同級生からイジメを受けているのですが、それが陰湿で(陰湿じゃないイジメというものは無さそうですが)、殴ったり蹴ったり、だけど、それをアザにならない程度にやるので、先生や家族は、それ…

久保俊治さんの「羆撃ち」を読みました

ブックオフで、たまたま、この本が目に入りました。きっと本の題名が、「熊撃ち」だったら「おっ!」とは思わなかったと思いますが、「羆(ひぐま)」というところに、目が自然に反応したのだと思います。 本州にいるツキノワグマは仮にバッタリ出会っても、…

北川恵海さんの「ちょっと今から仕事やめてくる」を読みました

私が行くブックオフには、売れ筋の本を置く棚があり、そこに置いてある本を買うことが多く、この小説も、そんな1冊です。 調べてみると、映画化されているんですね。どうやら、映画化されているため認知度が高い本が並べられているということのようですね。 …

湯本香樹実さんの「ポプラの秋」を読みました

以前、「夏の庭」を読みました(こちら)。この小説も、老人と子供との交流、そして「死」をテーマにしている作品という点で、共通点が多いです。 夏の庭が、おじいさんと少年達との交流だったのに対し、こちらは、おばあさんと少女です。 内容は、父の死を…

高杉良さんの「ザ・ゼネコン」を読みました

青木あすなろ建設をモデルにした小説とのことです。30代半ばの銀行員が、社長秘書として建設会社に出向となり、そこでゼネコン独特の世界に触れていくという内容です。銀行員(=世間の常識)から見たゼネコンの姿を描くことで、その特殊性を伝えようとした…

伊坂幸太郎さんの「バイバイ、ブラックバード」を読みました

解説を読んで知ったのですが、太宰治の絶筆となった未完の小説「グッド・バイ」をオマージュした作品とのことです。と言っても、私自身、グッド・バイを読んだことがないので、「設定が似てるなぁ」などと感じることがないまま読み終えました。 内容は、5股…

檀一雄さんのお墓参り

別に親戚でもなんでもないのですが・・・。 このブログで何度か取り上げていますが、檀一雄さんの小説が好きです。 大学の授業で、無頼派ばかりを取り上げた講義があり、そこで、檀さんの「白雲悠々」という小説に出会いました。内容は、ダメなお父さんぶり…

武者小路実篤さんの「友情」を読みました

たぶん高校生の頃に読んだことがあると思います。が、まったく覚えていませんでした・・・。ただ、その頃、「読みやすい本だなぁ」と思ったことは覚えていて、今回、読んでみても、約100年前に書かれた本とは思えない読みやすさでした。 内容は、主人公が、…

谷瑞恵さんの「思い出のとき修理します」を読みました

谷村志穂さんの本を買ったつもりだったのですが、家に帰って見てみたら、違う本だったのでビックリしました(笑)きっと作家の名前順に並んでいたので、隣の本を手に取ったのでしょうね。 なんでも、「連作短編集」なのだそうです。そうかそうか、そういう言…

角田光代さんの「空中庭園」を読みました

ブックオフの100円コーナーで、手頃なページ数と、今までに読んだことがない作家さんだったので購入しました。 とても不思議な小説でした。はじめは「短編小説なのかな?」と思い、次の章を読んだら、どうやら登場人物はつながっていて、さらに読んでいくと…

高杉良さんの「烈風」を読みました

最近、よく高杉良さんの小説を読んでいるなぁ。池井戸潤さんとも共通するのですが、実際の出来事をモデルにしている小説が多く、そして悪人を本当に憎たらしく描くのが上手なんですよね。読み手としては、「誰か成敗してくれ!」と、思いながら、事の成り行…

朝倉卓弥さんの「北緯43度の神話」を読みました

題名にひっかかり買いました。北緯43度といえば、札幌。きっと札幌が舞台の小説なんだろうなぁと思ったら、やはりそうでした。どうやら作者の朝倉さんが札幌のご出身のようですね。 主人公は二人姉妹の姉。とても仲の良い二人ですが、あることをきっかけに、…

パンに含まれる危険物質

先日、たまたま週刊新潮の新聞広告が目にとまりました。 「食べてはいけないパンの危険物質」 「スーパー・駅ナカのチェーン店に盲点 リトルマーメイド・ヴィドフランス・神戸屋・サンジェルマン」 気になりますよね?ということで週刊新潮(6/6号)を買って…

池井戸潤さんの「かばん屋の相続」を読みました

一澤帆布のお家騒動をモデルにした小説だと思ったのですが、実は短編集で、表題の小説は、その中のひとつでした。 何か統一したテーマがあるわけではありませんが、共通することとしては、銀行に勤める人が登場することでしょうか。 池井戸さんの小説に共通…

高杉良さんの「破滅への疾走」を読みました

先日、高杉良さんの「対決」を読んだことを書きました(こちら)。 それは、セントラル硝子がモデルになった小説でしたが、似たような小説で日産がモデルとなっている、こちらの本のことを知り、購入しました。 「対決」も組合のトップが強烈な人でしたが、…

堀川アサコさんの「幻想郵便局」を読みました

ブックオフの100円コーナーで、適当に手に取った本を読むことが多く、こちらも、そうでした。 就職浪人中の女の子が、郵便局のアルバイトをすることになりますが、それが不思議な郵便局で、なんと現世とあの世とを結ぶ場所にあり、これから天国へ行く人や成…

高杉良さんの「対決」を読みました

新聞のコラムを読んでいたら、高杉さんの別の本が紹介されていて面白そうだなぁと思い、近所のブックオフへ買いに行ったのですが、お目当ての本は置いてなかったので、代わりに、こちらの本を買いました。 ジャンルとしては経済小説ということになるのでし…

湯本香樹実さんの「夏の庭」を読みました

読んでから知ったのですが、1994年に映画化されているんですね。 小学6年生の3人と近所のおじいさんの友情を描いた小説です。そう書いてしまうと、なんとも内容の薄い小説のように感じますが、実は、テーマとしてはもっと重いです。 小学生の3人は、「死」と…

百田尚樹さんの「輝く夜」を読みました

5つの短編小説からなっています。表題と同じ題名の小説はないのですが、全てクリスマスイブの夜に起こった奇跡がテーマになっているので、「輝く夜」という題名なんでしょうかね。ただ、もともとの題名は、「聖夜の贈り物」だったようです。 内容的には、マ…

東野圭吾さんの「変身」を読みました

ブックオフの100円コーナーにありました。 個人的に、東野圭吾さんと言えば、ガリレオのような推理小説っぽいイメージがあるのですが、この小説は、全く違いました。「新境地?」と思ったら、今のように有名になる前に書いた小説のようですね。時代も、まだ…

いき出版「横浜市の130年」を読みました

最近、いろんなことがあり、そのお礼ということで、いただいてしまいました。税込みで9,999円もする本です。申し訳ないなぁ・・・。 横浜市は市制130周年なんですね。その記念の出版かと思いきや、この出版会社は横浜のみならず、全国各地で古い写真を集め…

遠藤彩見さんの「給食のおにいさん 卒業」を読みました

ブックオフに売っていたので、進級編(こちら)と一緒に買っちゃいました(笑) 題名が「卒業」となっている時点で、ある程度の結末は見えてしまうので、もう少し題名を工夫しても良かったのではないかという気がしないでもないですが・・・。 実は、進級編…

遠藤彩見さんの「給食のおにいさん 進級」を読みました

前回(こちら)読んで面白かったので、再び、近所のブックオフに行って買って来ました。 登場人物は、前回から同じで、ストーリーも前回から続いています。ということで、まずは初めの「給食のおにいさん」を読まないと、なかなかツライです。主人公は給食…

角幡唯介さんの「極夜行」を読みました

実家に行った時に、「読んでみたら」と借りた本です。 角幡さんは探検家で、北極圏で太陽が一日中顔を出さない期間に、たった一人+犬一匹で、ソリを引きながら旅をしたときの冒険記です。今の時代、地図に載っていない未踏の地というのは、ほぼ無くなって…